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2014年6月16日 (月)

主題 <あなたの重荷を主にゆだねよ>

聖書箇所  詩篇 55篇      (2013年8月 7日)

今日のみことば「あなたの重荷を主にゆだねよ。主は、あなたのことを心配してくださる。主は決して、正しい者がゆるがされるようにはなさらない。」(22)

 ダビデの人生ほど波乱に満ちた人生はないのではないかと思わされる。ダビデはイスラエルに勝利をもたらした英雄であり、イスラエルの王でもありましたが、身近に多くの敵がいて苦しめられてきた人生でした。波乱に満ちた人生に疲れ、「ああ、私は遠くの方へのがれ去り、荒野の中に宿りたい。」(7)とのダビデの告白のように、私たちも人との関わり合いにあって疲れ、日常のことから、しがらみから解放されたいと願うことがあるかもしれない。確かにダビデはしばしば逃亡生活を余儀なくされ、人々の目から身を隠さなくてはならなかった。  
しかし、ダビデは単に逃げ回り、身を潜めているだけではなかった。「私が、神に呼ばわると、主は私を救ってくださる。夕、朝、真昼、私は嘆き、うめく。すると、主は私の声を聞いてくださる。」(16-17)とダビデは高らかに歌い、身を隠し、孤独にあっても、ダビデは夕、朝、真昼、いつも主の前にあって、祈りの声をあげ続けていたのである。逃避によっては、真の解決はない。困難、問題の解決はそのことを主に訴え求めていくことがなくてはならないのである。
そして、ダビデは荒野を彷徨っても、孤独にあったとしても、一つの確信が与えられていた。22節では「主はあなたのことを心配してくださる。」とあり、神はいつも共にあって、私たちの窮状をご承知で心配してくださるお方である。だから、私たちは何も思い煩うことなく、まず、主にゆだねた信仰の歩みを続けて行く者でありたい。