主題 <私のとっての幸いとは?>
聖書箇所 詩篇 73章 (2013年8月25日)
今日のみことば「しかし私にとっては、神の近くにいることが、しあわせなのです。」 (28)
この詩篇の作者アサフはダビデ王に仕え、主に神殿礼拝における賛美指導を司っていた。アサフは2節で「私自身は、この足がたわみそうで、私の歩みは、すべるばかりだった。」と告白し、その時代にあっての歩みに困難を覚え、揺り動かされる経験をしていたことが率直に語られている。誠実に歩む者が苦しみ、一方で悪者たちが栄えている姿を見て憂いている(3-5)。今日の私たちの時代においても、神を神とせず歩んでいる者たちの方が富を持ち、幸いにしている姿を見させられ、一体なぜ神はさばかれないのかと考えたりもする。それだけでなく、今の時代にあっても誠実に信仰にあって歩もうとしながらも、時として起こりうる困難を経験する時、一方で神を信じずとも栄えているように見える者の姿を見るとむさしさを感じることがある。まさにアサフが経験して歌ったことは今日の私たちも見させられる現実であることを思う。
しかし、アサフは悪者たちがいつまでも栄えていることはなく、最後は滅びが待っていることを悟っている(19)。そして、アサフは最終的に人間の幸いとは何かという問いに対して、28節で「しかし私にとっては、神の近くにいることが、しあわせなのです。」と告白し、神と共にあり、信頼して歩んでいく歩みこそが本当の幸いであることを確信に至っている。
あなたは神が共におられる幸いを知っておられるだろうか。全能の神が共におられることこそ、そこにある新たな導きと解決があることを期待して歩むものでありたいと思います。