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2011年8月10日 (水)

主題 <新しく生まれなければ> 

聖書箇所 ヨハネの福音書 3章   (2011年8月 7日)

今日のみことば「イエスは答えて言われた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」」(3)

パリサイ人のニコデモは非常に有力なユダヤ人指導者の一人でした。ニコデモはイエスの話すこと、うわさを聞きつけ非常に興味を持っていました。ニコデモは人目につかないように夜にイエスを訪問します。
ニコデモはイエスに不思議なしるしある業を行われる方だと賛辞を宣べますが、それに対してイエスは「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」(5)と言われました。一見、ちぐはぐな会話に感じます。しかし、私はイエスさまが、ニコデモが夜に訪れてまで話したかったこと、聞きたかった質問をすでに主イエスはご存じで、その質問とは、「神の国入るにはどうしたらよいか」という質問に答えられたのではないかと思うのです。
 ですからニコデモは「新しく生まれなくては・・・」という話を聞いて、老年となっていたと思われるニコデモは、それは不可能なことではないかとすぐに答えています(4)。
 ここで「新しく」ということばですが、これは「上から」とも訳せることばが用いられていることが新改訳聖書の脚注にあるように、「新しく生まれる」ということは、神の御業であり、御霊の働きによることをイエスは教えられました(5~6)。ニコデモはこの真理を十分に理解することができずにいたが、主イエスは天から下ってきた人の子、ご自身がその一人子であることを証しされ、聖書中の聖書と言われる3章16節「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」を示されました。ニコデモの「神の国に入るにはどうしたら良いか」という問いに、主イエスは十分すぎるほどの答えを示されたと見ることができます。
 今日も求める者に、みことばを持って、聖霊の働きにより悟りを与え、主の真理、救いの恵みに導いてくださる主に感謝しましょう。御国に入るために与えられたイエス・キリストに感謝する一日を過ごしましょう。