主題 <高慢の罪>
聖書箇所 コリント人への手紙第一 5章(2011年10月13日)
今日のみことば「あなたがたの高慢は、よくないことです。あなたがたは、ほんのわずかのパン種が、粉のかたまり全体をふくらませることを知らないのですか。」(6)
人間の罪は、どこに最後に現れるものでしょうか。それは高慢という場所に現れるのです。高慢はサタンが用いる最良の場所なのであり、キリスト者にとっては、最大に危険な場所です。しばしばその誘惑に負けて、滅びの大穴に落ち込む人物がどんなに多いことだろう。
使徒がコリント教会に驚くほどの罪が行われていながら、自分たちは相当なものだと誇っていたのであり、高慢な心だったのです。それどころか使徒よりも自分たちの方が優れていると思っていたのです。この教会を牧会しているパウロの耳を貸そうともしていなかったのである。
このような事態は、悲しむべきことですが、時折見られる現象である。その小さなパン種が粉全体をものすごくふくらませ、教会のうちに罪が蔓延するようになってしまう。彼が手紙を出したのはこの痛みのゆえである。
自分の高慢な罪を謙遜に認めることはむずかしい。ことに立場のある、経験のある人ほど困難がともなう。けれども、「5:7 新しい粉のかたまりのままでいるために、古いパン種を取り除きなさい。」とすすめられているうちに、一日も早く悔い改めたいものである。
いつも新しい粉のかたまりでいたい。恵みに輝くたましいを保持して行きたい。神の大きな恵みをうちに宿しつつ、一つの目当てに進みたい。