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2011年11月27日 (日)

主題 <締まりのない歩み方ではなく>

聖書箇所 テサロニケ人への手紙第二3章(2011年12月 4日)

今日のみことば「こういう人たちには、主イエス・キリストによって、命じ、また勧めます。静かに仕事をし、自分で得たパンを食べなさい。しかしあなたがたは、たゆむことなく善を行ないなさい。」(12~13)

パウロはテサロニケ教会の人々に、キリストの再臨について再度教えられた後に、キリスト者としてふさわしい歩みについて語り始めます。パウロは大きく2つのことを勧めました。
一つは、あらゆる悪い状況であっても、神の愛とキリストの忍耐をもって歩み、主のみをしえを実行する歩みであるように勧めました。(4~5)。
二つ目に、締まりのない歩み方をするのではなく、働きつつ、善を行なうように勧められました(6~13)。パウロは、「締まりのない歩み方」という言葉を繰り返し言っていますが、この時、確かにテサロニケ教会の人々の中に、仕事をやめて、日々、怠惰な生活を送っていた人々がいたため戒める必要がありました。
 パウロは、日々、怠惰な生活を送っている人々に対して、ただ手紙によって戒めただけでなく、パウロがテサロニケにいた時、すでに自らの働きによって糧を得ていたことを思い出すようにと言いました(7~8)。
今日の時代も怠惰に生きてしまうことは簡単なことかもしれません。もしかしたら日常的な歩みこそが意識的に、積極的になされなくては継続できないものがあるのではないでしょうか。パウロは12~13節に勧められている歩みは、特別なことではありませんが、ひたむきな日々の営みがどんなに重要であるかを教えてくれているように思います。
パウロがキリスト者としての歩みの模範を示していたように、今日、私たちの歩みが模範、証となる歩みとなるように祈っていきましょう。