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2011年11月23日 (水)

主題 <一致を求めて> 

聖書箇所 エペソ人への手紙 4章 (2011年11月16日)

今日のみことば「キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。」 (16)

 パウロは、4章以降においては、教会の具体的な歩みについて教えられました。
 パウロは、召しにふさわしく歩むように勧められました(1)。その召しにふさわしい歩みとして、一致の重要性について教えられました。主の十字架によって、ユダヤ人と異邦人が一つにされた今、異邦人である彼らの間に分裂やいさかいがなく、一致することを勧めました。
今日も互いに一致するということは難しいことが多々ある。家族、友人という身近な関係のうちに、少人数ならまだしも、人が多くなれば一致することが難しいことがある。それは、人間的な価値観、考え方で一致を見ようとするならば、難しいばかりなのである。そして、人の世は一致より混乱を極めているとしか言いようもない状況があるのではないだろか。
確かに、パウロは教会の中に一致するという課題があり、教会に集人々の多様性について語る。そして、それぞれの賜物、働き、使命には異なるものがるが(7~11)、これらの違いは教会を建て上げていく上で必要な違いであり、これらの違いこそがむしろキリストの和解の恵みの豊かさを、教会の交わりの豊かさを示すものとして、積極的に一致に向かうように勧めました。からだ、御霊、そして召しのもたらした望み。また主、信仰、そしてバプテスマ。そして父なる神。キリストのからだである教会。バプテスマは、唯一の救いに対する信仰の告白である。これら列挙されていることがらは、今後一致が期待されているものというのではなく、神の約束のゆえに、すでにひとつとされているものであることを確認するように言いました。
 それぞれの働きや使命は異なるが、その目的はキリストのからだとして、そのみわざを十二分に現すことにあることを教えられました。これらの違うを結び合わせる結び目が必要であること。それは愛によって建て上げられていく必要があることを教えられました。
 私たちも主の教会の建て上げのために一致して祈りましょう。