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2011年11月 3日 (木)

主題 <世の終わりを意識して生きる> 

聖書箇所 ローマ人への手紙 13章(2011年10月 5日)

今日のみことば「主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。」 (14)

 13章では、パウロはこの世に対して注意すべきことを勧めました。
 1~7節では、この地上における権威に対して従うべきことを勧められました。パウロがこの地上における権威に従うべきであると勧められたその前提として、この地上のすべてを造られたのは神によって創造されたのだから、地上に存在する権威は神によって立てられたと考えていたことが伺えます。そして、為政者に従うのは恐れからではなく(3)、神のみこころに基づいた良心のためにも従うべきであることを教えられました(5)。
 8~10節では、互いに愛し合うことを勧められました。キリスト者は社会的義務を果たすのみならず、互いに愛し合うことをもってこの世に証しし生きていくべきであることを教えられました。
 11~14節では、終末の時代に生きているという自覚を促されています。パウロは、「夜はふけて、昼が近づきました。ですから、私たちは、やみのわざを打ち捨てて、光の武具を着けようではありませんか。」(12)と言い、さらには、「主イエス・キリストを着なさい。」と勧められました。キリストの再臨が近づきつつあることを意識し、その時に備えて、キリスト者は目覚めた行動をしていくこと、それは闇の生活とも言うべき、「遊興、酩酊、淫乱、好色、争い、ねたみの生活」から離れ、昼間らしい生き方という正しい行いの実践をしていくようにと勧められました。
 私たちは、パウロの言うような世界観、価値観を持って生きているだろうかと改めて問い直していきたいと思います。そして、終末の時代に生きているという意識を新たにさせて頂き、この世に証しの伴った愛の実践をしていく生き方に変えて頂けるように祈りましょう。「主イエス・キリストを着なさい」とのこの勧めのみことばにふさわしく生きる者とされるように祈りましょう。