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2011年11月 3日 (木)

主題 <主にささげ、主の愛に教えられ生きる> 

聖書箇所 ローマ人への手紙 12章(2011年10月 4日)

今日のみことば「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。」(1)

 12章以降は、パウロが救われた者がどのように生きていくべきか、具体的な勧めがなされている。
 1~8節では、キリスト者がすべてをささげて生きていくべきことを教えられました。キリストを信じ罪赦されたた者は、この世と調子を合わせることなく(2)、すべてを主にささげて生きていくことがキリスト者としてふさわしい生き方であることが勧められている。また、キリスト者一人一人に恵みによって与えられた賜物を用いて互いに仕え合うことが勧められている(6~8)。
 9~16節には、キリスト者同士の交わりについて教えられている。パウロは「兄弟愛をもって心から互いに愛し合い、尊敬をもって互いに人を自分よりもまさっていると思いなさい。」(10)と言い、どのような場合でも互いの交わりにおいて愛をもって仕え合うことを勧めました。
 17~21節では、キリスト者以外の人々に対する交わりの在り方について教えられている。「だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。」(17)、「すべての人と平和を保ちなさい」(18)と勧めているが、当時、キリスト者に対する迫害が少なくなかったと思われるが、たとえ悪で向かってきても、悪で返すのではなく、善をもって、むしろ仕えていくことこそが、キリストにあって新しくされた者としての生き方であることを教えられました。
 これらのパウロの教えられたキリスト者としてふさわしい生き方としての実践の数々は、よくよく考えてみると主イエスのうちに見られたものであったことを思い起こされます。そして、その一つ一つの実践は愛なくして実践できないことであることを改めて示されるのではないでしょうか。
 私たちは、具体的に教えられているこれらのことを実践していくためにも、キリストの模範にならい、キリストの愛の故に赦され救われた者であることを感謝し、その愛に満たされている中で、互いに愛する、仕え合うことができるように祈っていきたいと思います。