主題 <天におられる真の大祭司キリスト>
聖書箇所 へブル人への手紙 8章 (2011年12月26日)
今日のみことば「すなわち、私たちの大祭司は天におられる大能者の御座の右に着座された方であり、人間が設けたのではなくて、主が設けられた真実の幕屋である聖所で仕えておられる方です。」(1~2)
8章には、天の幕屋で仕えておられる、大祭司である御子イエス・キリストによって、新しい契約が実現されたということが記されている。
キリストは、人々の罪のために、ただ一度ご自身をささげられた後、天におられる父なる神の御座の右に着座されたお方であり、人間が作った地上の幕屋ではなく、神が設けられた、天の真実の幕屋で仕えておられる大祭司である(1-3)。レビ系の祭司たちは、天の実物の幕屋の写しと影である、地上の幕屋に仕えているのであって、それらは、キリストがまことの大祭司として立てられるまでの、一時的なものにしかすぎませんでした(4、5)。
キリストは、大祭司として、レビ系の祭司たちよりもさらにすぐれた務めを得られた。それは彼が、さらにすぐれた約束(10-12)に基づいて制定された、さらにすぐれた契約(新しい契約)の、仲介者だからである(6)。
神がイスラエルの民をエジプトの地から導き出した日に、イスラエルの民と結んだ契約には欠けがあり、完全なものではなかったので、神は預言者エレミヤによって、さらにすぐれた約束に基づいて制定された、新しい契約を結ぶと約束しておられた(7-12)。そして、キリストの、大祭司としての働きによって、罪の赦しが完全なものとなり(12)、人々は、感謝をもって律法を受け入れ、神のみこころを行う心を与えられ、真に神の民として歩むようになるのである(10)。また、そのような歩みの中で、神の民一人一人が、個人的に、神を知るようになるのである(11)。
新たに完全な契約の成就を成し遂げられ、今は天にあって真の大祭司として立っておられるキリストを知り、感謝して歩む者とならせて頂きたいと願います。