« 主題 <監督は神の家の管理者>  | メイン | 主題 <恵みによって義と認められ>  »

2011年12月24日 (土)

主題 <十分な権威をもって話す>

聖書箇所 テトスへの手紙 2章  (2011年12月16日)

今日のみことば「あなたは、これらのことを十分な権威をもって話し、勧め、また、責めなさい。だれにも軽んじられてはいけません。」(15)

 パウロはテモテにもそうでしたが、若いから、弱さがあるからといって人に軽んじられない敬虔な生活を送ることを勧めます。この偉大な神の教会の使命を果たすために、絶えず一つのことに心を注がなければなりません。健全な教えにふさわしいことを話すのです(1節)。テトスの生きた時代もそうでしたが、当時よりもさらに終末の濃い現代に生きる私たちです。
年をとった方々には、自制や謹厳な生き方で、健全な信仰生活をめざすように訓練するのです。老婦人たちにも、神に仕えている者らしく敬虔な信仰生活をめざすように教えるのです。若い人々にも思慮深くあるように勧めるのです。ことに若い人々がこの世の中で模範となるような生き方をめざすように勧めていることに注目しましょう。
奴隷の身分に置かれている人にはことに、主人に心から従うように教えるのです。奴隷に対して敬虔な生活をていねいに導きます。ことにキリストがご自身がささげられた犠牲は不法から贖い出すためでした。そして奴隷を神ご自身のためにきよめるためだったのです。
ですから、テトスの全力を傾けてなすべきことは、十分な権威をもって話すことなのです。軽んじられない牧者こそ、求められているあり方です。すべての人を救う神の恵みが現われた(11節)のですから、すべての人につまずかせることなく、主の素晴らしい救いの道へと導かなくてはなりません。