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2012年2月 2日 (木)

主題 <ほふられた小羊に栄光が集まる>

聖書箇所ヨハネの黙示録5章1~14節(2012年 1月31日)

今日のみことば「彼らは大声で言った。「ほふられた小羊は、力と、富みと、知恵と、勢いと、誉れと、栄光と、賛美を受けるにふさわしい方です。」」(12)
天に一つの巻き物があります。御座に座っている方の手の中にある封印された書こそ、世界の歴史に関わる、いや近未来に直結した預言書なのです。封印されているこの書をひもとくに値する者はだれもいません。このゆえにヨハネは激しく泣いたのです。しばしば、自分こそこの封印を解くにふさわしいと沢山の人物が登場しました。政治的指導者、宗教のカリスマ性をもった偽キリストや預言者たちは自らをそう語り、仰がれた人も多かったのです。封印を解ける人とは、神の世界の歴史を遂行する方であり、神のご計画を導かれる方です。ここに、ユダ族からでたダビデの根(5節)、ほふられたと見える小羊が立っていた(6節)といわれています。主イエスこそこの世界の歴史の封印を解き進めるお方である、というのです。この小羊がみ座にすわる方から巻き物を受け取られ(7節)、ついに主にあって歴史が動き始めたのです。
 ところで、この時に、金の鉢に入った香りが天に上ってきたことが8節に記されています。「この香とは聖徒たちの祈りである」。神が歴史を動かされようとしている時に、聖徒たちの祈りが、神のご計画の中に入ってくるのです。この祈りが地上の神の裁きの中に加えられるのです。
御座の回りにいる大群衆は、数え切れません。万の幾万倍、千の幾千倍の人であり、小羊の尊い血によってその衣を白くされ、栄光の御国に移された人々のことです。
彼らは大声で賛美をささげます。救われた喜びと感動があふれて、力限り大声で歌います。全身全霊を上げて神をほめたたえるのです。日毎の私たちの賛美もまた、こうでありたいものです。
「ほふられた小羊は力と富みと知恵と勢いと誉れと栄光と賛美を受けるのにふさわしい方です。」ほふられた主は、釘打たれ、真っ赤な血を流し、恥ずかしめを耐えて遂に死なれ、本当に受難の中に生涯を終えたのです。
この恥ずべきお方を、この世の人々は愚かと思い、無駄な死と思うでしょう。しかし、救われた私たちにとって、主の犠牲の血潮は尊い神の愛です。
ほふられた主こそ、ありとあらゆるもの、力も、栄誉も、賛美も、受けるのにふさわしい方です。今日この方に向かって、私たちのすべてをもって賛美をささげましょう。