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2012年3月20日 (火)

主題 <わが民よ。この女から離れなさい> 

聖書箇所 ヨハネの黙示録 18章 (2012年 2月14日)

今日のみことば「それから、私は、天からのもう一つの声がこう言うのを聞いた。「わが民よ。この女から離れなさい。その罪にあずからないため、また、その災害を受けないためです。」(4)
天からの声が聞こえますか(4節)。「わが民よ。この女から離れなさい。その罪にあずからないため、また、その災害を受けないためです。」という天の声です。朝日新聞の一面に「天声人語」という欄がありますが、本当の天声は聖書にあります。天の声とは、私たちの幸いのためのメッセージです。
 「わが民よ。」と呼びかけられている私たちは、神に選ばれ愛されていることをよく啓示しています。聖書を朗読し、心に留める人は幸い(1:3)なのは、神から受け入れられており、決して見捨てられないことを知っているからです。 「わが民よ。」「私の愛するものよ、さあ顔を見せておくれ、声を聞かせておくれ」と語りかけます(雅歌2章)。
 「この女から離れなさい」という。この女は魅力的な存在です。ありとあらゆる快楽があり、しかも豊富な資金力によって金持ちになれるのです。
 快楽と富という2つの魔力によって、どんなに多くの人は人生を台無しにし、一番大切な愛を忘れたり、悪を行うことを正当化したりします。
 罪のそうくつのようなバビロン、それは大きな魅力あふれた都市でした。そこには音楽が、芸術があり、あらゆる技術があり、収穫物をこなす臼がありました。このバビロンはいったい何をさすのでしょう。実際にあった都市というよりも罪に誘うこの世のことでしょう。
 主イエス様も公の奉仕に立たれるときに、荒野でサタンの攻撃を受けました。サタンはこの世の栄華を見せて、私を拝めば全部あげようとうそぶくのです。それは夢、幻にすぎません(マタイ4:9)。
 日本も世界一繁栄した国になったと錯覚した瞬間に、大不況になり、うめいております。資金の増加や株の収益は、あぶく銭だったのです。バブルがはじけた銀行も企業も、そして国民もみな空しさを今、味わっております。
 「金銭を愛することがすべての悪の根である」(Ⅰテモテ6:6~10)。「しかし神の人よ。あなたはこれらのことを避け、正しさ、敬虔、信仰、愛、忍耐、柔和を熱心に求めなさい」(同6:11)とすすめられている。すべての国々の民がトリックにだまされている時に、私たちは目をさまし、聖書に生き、恵みによって生きよう。