主題 <その数は人間をさしている>
聖書箇所 ヨハネの黙示録 13章(2012年 2月 9日)
今日のみことば「ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。」(18)
恐ろしい宗教的、政治的存在が壊滅的な打撃を受けた。にもかかわらず、立ち直った反キリストのトップであるサタンに深く関わる獣がいた。獣であり、666という数字で表される人間のことである。
この悪魔の手先となって働く人間は、人々の前で奇蹟を行い、地上にいる人々に偶像を拝ませることを強制する。サタンの働きを代理して執行し、火を降らせるしるしをもって獣の像を拝ませ、拝まぬ者たちを迫害し、殺していく。この恐怖から逃れる悪の名の刻印を、手か額に受けさせたのです。しかもこの刻印のない者には者を買うことのできない経済システムを築き上げたのです。
「ここに知恵がある」(18)とはサタンやその手下たちの巧妙な手段、説得、横暴な働きがあることを感じさせます。彼らの論理や知恵は、祝福のためではなく、自己正当化、地からわき出したもの、肉的な者、悪霊に属するもの(ヤコブ3:15)です。
「ここに知恵がある。」一方では、主の弟子の中にある上からの知恵(ヤコブ3:17~18)は純真であり、平和、寛容などの良い実に満ち、悪の働く力を見抜くことができるのです。多くの人々がしるしに惑わされて悪のグループに荷担するときに、主に従う堅い決意をしなくては敗北してしまいます。「人間をさしている」ことを覚えて目を開いてきょうも歩もう。
<祈り>主よ。時代の嵐の中に動かぬ心理を悟らせてください。