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2012年3月20日 (火)

主題 <このことは主から出たことですから>

聖書箇所 創世記 24章    (2012年 3月14日)

今日のみことば「するとラバンとベトエルは答えて言った。「このことは主から出たことですから、私たちはあなたによしあしを言うことはできません。」(50)

 アブラハムも年を重ね老人となり、いよいよ跡継ぎのイサクへと移っていく。アブラハムはイサクのために結婚相手を探しに、アブラハムの故郷の地へしもべを派遣した。
 この途方もない人々から結婚相手を探し出すということは並みの事ではないことがしもべの祈りから伺える(12~14)。しかし、このしもべの祈りがすぐさまイサクの結婚相手となるリベカを見出すこととなった。しもべは、主の鮮やかなまでの導きの確かさに確信し、主を礼拝している(26)。
 sらに、しもべはリベカの家族のもとへと出向き、事の次第を伝え、イサクとの結婚の承諾して頂くために説明していく。本来なら、会ったこともない相手であるが、しかし、話の中でアブラハムの兄弟ナホルの孫娘であるということも分かり、不思議な出会いに導かれていることが証しされていく。そして、リベカの父ベトエルと兄ラバンはしもべの話と申し出を受け入れ「このことは主から出たことですから」(50)と言い、神の導きを受け入れていく姿勢があったことが分かる。リベカ本人も「はい。まいります。」(58)と答え、イサクのもとへと行くことを決断している。
 いずれも不思議なまでの導きの中で、速やかに事が運んでいっている。このようなことは稀のようなことに思われるが、しかし、主のみこころであるならば、それは不思議なまでに迅速に事が動くことがある例の一つと言える。何よりも、このよな一連の導きに際し、再三、主をあがめ、礼拝をささげているしもべの姿にその信仰の導きとは何かを教えてくれているように思わされるのである。