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2012年3月20日 (火)

主題 <人の創造> 

聖書箇所 創世記 2章      (2012年 2月21日)

今日のみことば「神である主は土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで人は生きものとなった。」(7)

 創世記2章では、人間の創造に焦点が向けられている。天地万物の創造の御業は人間の創造でクライマックスを迎えるように書き記され、神の視点はたった一人の人間の創造に向けられているように、今も一人の人間、魂に深く関心を表わされるお方であることを思い起こさせてくださるよううである。
 神の創造の御業において、人間の創造は特別であった。1章27節「神は人をご自身のかたちとして創造された。」とあったように、人間だけが神のかたちに似せられて造られたという点で他の被造物とはまるで違う特別な存在として創造されている。
 その人間の創造について、さらに2章7節「その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで人は生きものとなった。」と言われ、「いのちの息」が吹き込まれて生きる者となったと言われている。この「息」という言葉は、聖書の他の箇所では「霊」と訳されている。つまり、人間はこの息(霊)を持つ存在であり、これは主である神に起因していることを明確に語られている。そういう意味では他の被造物に比べて人間は神にあって生きる存在であると言うことが出来るであろう。
 神は人間にこの被造世界を治めていくように命じられ、これを行う者として創造された(1:28)はずが、いつしか人間自らが神のように命令の主体となって、人間の思うがままの支配権を行使するようになり、現代はその極みに達してしまった時代にあるとも言えるだろう。
 改めて、本来の人間の創造のすばらしさとその尊い使命を確認していかなくてはならない。生きる者とされたことも目的を改めてみことばから確認したいと思います。