主題 <永遠の契約>
聖書箇所 創世記 9章 (2012年 2月28日)
今日のみことば「わたしはあなたがたと契約を立てる。すべて肉なるものは、もはや大洪水の水では断ち切られない。もはや大洪水が地を滅ぼすようなことはない。」(11)
祭壇を築き、全焼のいけにえをささげたノアに主なる神は語りかけられた。1~7節にて語られた内容はかつてアダムにも与えられた使命(創世記1:28~30)と基本的には同じでした。再び、地に生きて、増え広がっていくことをお許しになられた。
さらに神は洪水によって地を滅ぼしたが、これから後、洪水によって地を滅ぼすことはしないとの契約をたてられ、そのしるしとして虹を立てられた(11~13)。「虹」はヘブル語で「弓」をも意味している。その「弓」が天に向かって立っているということは、人にむけられたさばきは終結し、和解したことを意味していたと言えることだった。
では、もうこの地上を、人間をさばかれないということなのか。この後、人間は増え広がっていく中で、また、地上は悪に満ちていく様へと移り変わっていってしまう。この悪、罪に対してさbかれないということではなく、洪水によって一掃されるのではなく、むしろ一掃してしまうことがないように、人間が罪を犯し、悪を行っていたならば、悔い改めていくように導かれようと働きかけてくださるという神の熱心が明らかにされた契約であったことを覚えたいと思います。人間が滅びてしまわないように、新たに神の前に悔い改めて導かれていくことを願っておられる神は、ついひとり子なる御子イエスをこの地に遣わされ、そのいのちをささげられることまでして、滅びから救われようとして下さった神の深いあわれみ、その熱心に感謝する者となりたいと思います。