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2012年4月 2日 (月)

主題 <神のご計画と和解の涙>

聖書箇所 創世記 45章    (2012年 4月 4日)

今日のみことば「だから、今、私をここに遣わしたのは、あなたがたではなく、実に、神なのです。神は私をパロには父とし、その全家の主とし、またエジプト全土の統治者とされたのです。」(8)

 ベニヤミンをかばい、必死に訴えるユダ、そして兄弟たちは一致してエジプトに留まろうとしていた姿を見て、とうとうヨセフは自分の正体を兄弟たちに明かした(3)。死んだと思っていたヨセフが生きていて、エジプトの統治者となっていたことに信じられない兄弟たちに、今、生かされて、エジプトにいるのは神のご計画であったとし、兄弟たちを憎むというよりも、兄弟をいつくしみ、神のご計画の御業を賛美し、主に信頼し続ける貫かれた信仰者の姿がそこにあった。
 実際のところ、ヨセフを売った兄弟たちの罪があり、ヨセフは苦しみに強いられたことは事実である。しかし、これらの一連の理不尽と思われるような中にあって、神は黙していたのではなく、すべてのことを神の主権と摂理の中で、すべてが最善となるように導かれていたということをヨセフは告白したのである。兄弟たちは悔い改めに導かれ、ききんによる一族の危機に際し、エジプトへの移住の道が備えられていたということは本当に予想出来ない幸いな結果だった。
 ヨセフと兄弟たちの再会、そして、兄弟の和解は皆が涙を流しながら抱き合っている姿に、これ以上ない和解の素晴らしさを今日の私たちに教えてくれている。
 苦しみの涙が喜びと感謝の涙に変わる。神に導かれた者たちの逆転の人生は実に驚くばかりの恵みに満ちていると言えよう。私たちの人生も神の主権のもとにあり、すべてを最善に導いてくださるお方がいることを覚え、今日も歩ませて頂きたい。