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2012年4月 2日 (月)

主題 <格闘の祈り> 

聖書箇所 創世記 32章    (2012年 3月22日)

今日のみことば「するとその人は言った。「わたしを去らせよ。夜が明けるから。」しかし、ヤコブは答えた。「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」」(26)

 帰郷を目前にして、兄エサウが報復するという恐れは、ヤコブの心から消えなかった。そこで多くの家畜の贈り物攻勢で、兄の心をなだめようとした。
しかし、それでも恐れをもっていたヤコブは家族のものたちを先に行かせ、ヤコブは一人残り、そこでヤコブは「ある人」と格闘する。ヤコブは「ある人」に祝福してくださいと求め、その求めは執拗なまでに必死な求めとなっていたことが分かる。この願い求めていく格闘は今日的言えば祈りを指していると言える。ヤコブは神と向き合うことが重要であり、祈っていく必要があったのである。この格闘は夜を徹して行われた。
「ある人」はヤコブの執拗なまでの求めに応えられる。ヤコブは「その人」から名を問われ、私はヤコブ(人を押しのける者)と自らの状態を告白する。それに対し、「ある人」は彼を、(神の祝福を受ける)イスラエルと改名した(28)。神の御前で勝つとは、自分の罪を認め、悔い改め、自分の弱さを認め、神の御思いのように、私をお使いくださいとゆだねていくところに勝利があることが分かる。ヤコブはこの時、もものつがいがはずれることになるが、これはまさにヤコブが砕かれたことを意味し、新たなヤコブに変えられていったことを意味している。
祈りは人を変え、新たな主の祝福にあずかっていく時となるということを教えられる。まず、何よりも祈りに徹する者とならせて頂きたいと思います。