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2012年4月 2日 (月)

主題 <神の介入>

聖書箇所 創世記 31章    (2012年 3月21日)

今日のみことば「主はヤコブに仰せられた。「あなたが生まれた、あなたの先祖の国に帰りなさい。わたしはあなたとともにいる。」」(3)

 ヤコブが富み栄えるのを見て、ラバンの息子たちは「われわれの父の物をみな取った。父の物でこのすべての富をものにしたのだ」と言った(1)。ラバンの側の、ヤコブに対するねたみ、不信感が決定的になったのである。一方ヤコブも、欺き、約束した報酬を何度も変えたラバンのやり方に、不信感を募らせていた(7)。
このままの関係を続けるわけにはいかない。ヤコブとラバンとの関係は極みにまで達してきていたことが分かる。この時、いよいよ神が介入され、ヤコブに帰郷を促すことばがあった(3)。神の時、タイミングは絶妙であることを思わされる。
帰郷に際し、ヤコブはラバンのもとを逃げるように出ていき、ラバンと激しい口論となっていく(26~42)。その口論の内容は20年の間鬱積した思いを互いにぶつけていくもので、お互いが親子関係にあることさえ感じられないものだった。長い間、共に生活しながらも関係が深まることのなかった悲しさを感じさせられるものがある。
今日の箇所から考えさせられることは、ラバンも、ヤコブもお互いに相手が態度を変えることを願っていたというところにあるように思われるのである。そのような思いがいつしか猜疑心になって、相手も攻めていくものとなってしまっていたように思うのである。
私たちの人間関係はどうだろうか。人を、相手が変わらない、変えようとする思いではなく、まずは自らを顧み、自分から変わっていくことが必要であるという認識をもっていくことが大切である。
いずれにしても、ヤコブは神の導きのうちに新たな出発を迎え、旅立つ。主の導きの前に従順に歩ませて頂けるよう祈ろう。