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2012年5月22日 (火)

主題 <和解のいけにえ>

聖書箇所 レビ記  3章     (2012年 5月25日)

今日のみことば「もしそのささげ物が和解のいけにえの場合、牛をささげようとするなら、雄でも雌でも傷のないものを主の前にささげなければならない。」(1)  

 主イエスは、聖なる神と、罪人との間に和解をもたらすいけにえとなってくださったのであるが、その意味を持っているのが、この「和解のいけにえ」である。イスラエル人は、このいけにえをささげることにより、神と和解し、神に感謝をささげたのである。私たちも、主イエス・キリストを信じることにより、神との和解が与えられ(ローマ5:1)、また人との和解も積極的に求めていくのである(ローマ12:18)。
 「和解のいけにえ」には牛(1-5)、羊(6-11)、やぎ(12-16)がささげられた。全焼のいけにえの場合、動物は雄だけであったが、和解のいけにえの場合は、牛、羊ならば、雄と雌にかかわりなくささげられた(1-6)。礼拝者は、ささげ物の頭の上に手を置き(2、8、13)、それをほふり、脂肪などを燃やし、祭司は、その血を祭壇の周りに注いだ。その肉は、祭司や礼拝者たちが食べることができたが、17節にあるように、脂肪と血は、決して食べてはならなかった(7:23-27、17:10-14)。この和解のいけにえは、感謝をするときに、また誓願のときに、あるいは進んでささげる物としてささげられた(7:11-21)。和解のいけにえは、それをささげた礼拝者が食べることのできる唯一のささげ物であった(11、16)。申命記12章7節には、「あなたがたの神、主の前で祝宴を張り、あなたの神、主が祝福してくださったあなたがたのすべての手のわざを喜び楽しみなさい」とある。神との和解が私たちに本当の祝福、喜びを与えてくださるということが描かれている。
 今日、主イエスが私のための和解のいけにえとなってくださったことを覚え、神との平和が与えられていることを感謝しよう。