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2012年5月10日 (木)

主題<シンの荒野に入った> 

聖書箇所 出エジプト記 16章  (2012年 4月28日)

今日のみことば「ついで、イスラエル人の全会衆は、エリムから旅立ち、エジプトの地を出て、第二の月の十五日に、エリムとシナイとの間にあるシンの荒野にはいった。」(1)
 出エジプトの旅路は、ついにシナイ半島の中頃にさしかかったのです。別地図のあとをたどってみよう。
 エリムは荒野にあるオアシスである。砂漠のただ中にある緑の感動を想像して見たい。しかし、いつまでもエリムにとどまっていられない。
 こうして遂に、シンの荒野にはいった、と言う。荒野は文字通りの何もない地域である。砂漠のど真ん中に入っていったのです。小さな道のあとをたどって幾万の民が旅をする。荒野は何もない。緑も家も、変化もない。食料もないし、安息する場所もない。「シンの荒野にはいった」と何気なく記されているけれども、そこには人々の必死の思いを読み取ることができる。
 シンの荒野は、パンがないのです。水がないのです。こここそ、神さまの恵みを経験させていただくべく神の用意した場所でした。しかし、イスラエルの民はここでつぶやき、失敗してしまう。そこの場所に立って見て始めてその気持ち、失望とやりきれなさを想像できた。
 ですが、イスラエルの民にとってこの荒野は最高の場所であるはずです。ここは約束の地、乳と蜜の流れる地へのどうしても通過しなければならないポイントでした。それは約束の地への通過点であることです。
<祈り>主よ。あなたを荒野で信頼して知るのは難しいのですが、昔の人々の歩みの中から、私を訓練して成長させてください。アーメン
<きょうの課題>