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2012年7月 2日 (月)

主題 <聖なる祭司として(2)>

聖書箇所 レビ記  22章    (2012年 6月13日)

今日のみことば「あなたがたは、わたしの命令を守り、これを行なえ。わたしは主である。」(31)

 21章に引き続き、祭司とその家族に関する規定が書かれている。その中心的な教えは、主が聖なるお方であり、イスラエルを聖別されたお方であるということである(2、15、16、32)。祭司は、聖なるものを、神のために聖別しなければならなかった。また、自らが、神の聖なる名を汚すことのないように、注意しなければならなかった(2)。また、一般のイスラエル人が、主に奉納する聖なる物を汚し、聖なる物を食べて罪を犯すことのないように、指導する必要があった(15、16)。
 1~9節には、聖なる者とされた祭司が、どのような場合に、職務についてはならないか(3)、また聖なる物を食べてはならないかが書かれている(4-9)。
 10~16節は、祭司以外の関係者が、祭司が食する聖い食物を、どのような時に食することが許されたかが、書かれている。それらを、食することができなかったのは、祭司と同居している者と雇い人で(10)、祭司に買われた者と、その家で生まれたしもべは許された(11)。
 身体的に欠陥のある者は、祭司の職に就くことができなかったが(21:17~23)、ここでは傷のある動物が、主に対するいけにえには、なりえなかったことが書かれている(18-25)。欠陥のない祭司も、傷のない動物も、共に、罪のない主イエスの型(タイプ)をしめしていたものと考えられる。
 今日、神と人との間の大祭司として来られた主イエス・キリストを覚え、完全ないけにえとしていのちをささげて下さったことを心から感謝しよう。