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2012年7月27日 (金)

主題 <途中でがまんができなくなり>

聖書箇所 民数記 21章     (2012年 7月 9日)

今日のみことば「彼らはホル山から、エドムの地を迂回して、葦の海の道に旅立った。しかし民は、途中でがまんができなくなり」(4)

 いや時に、気をつけないと順調で平坦な道が危ないかも知れません。物事がうまく進んで行く時に、思わぬ伏兵が待ち伏せています。大きな危険は外側の戦いよりも、目に見えない自分の中にひそむ油断という敵なのです。
 1~3節にあるネゲブ砂漠に進んでいたイスラエルの民にカナン人が攻撃をしかけ、何人か捕らえられたのです。そこで主の導きを求めた結果、神のゆるしの中で戦い、圧倒的な勝利を手にします。
 こうした勝利の後に、こころに油断が生じたのです。平坦な道、死海からアカバ湾への途中に、民は我慢できなくなったのです。この我慢出来ない人々の叫びは本当に激しいものでした。モ-セたちに逆らうのです。しかも 「出エジプトしたのは、この荒野で死なせるためか。パンも、水も無い。」と。素晴らしい天からのマナも『惨めな食物』としか映らなくなってしまったのです。
 危機的な時は目を覚まし懸命に祈るものですが、平坦な道で滅びに直面したのは良く学んでいい学課だと思う。神は蛇により民をさばかれたのです。
 一方、青銅の蛇による救いもまた民への愛の招きとして与えられました。どんなに恥ずかしい失敗の場所にも、そこに救いがあった。失敗してうずくまらず、主の備えた青銅の蛇、すなわち十字架を見つめよう。ヨハネの福音書3;14には、主イエスさまのニコデモへの福音を語られている。

<祈り>主よ、平坦な道にも油断無く勝利を得させてください。