主題 <神への不従順>
聖書箇所 申命記 1章 (2012年 7月25日)
今日のみことば「しかし、あなたがたは登って行こうとせず、あなたがたの神、主の命令に逆らった。」(26)
各部族から一人ずつ、十二人の偵察隊が約束の地に遣わされた。報告によれば、そこは良い地であった。神はモーセを通して、イスラエルの民に約束と命令を与えられた。1章には神の約束と命令が、多く繰り返されている。
それにもかかわらず、民は主の命令に逆らった(26)。その理由はアナク人(背が高くて強い巨人として恐れられていた民)を見たと言って、人々の心をくじく者たちのことばに、惑わされたからである(28)。私たちも人生のいろいろな局面で、神の言われることを信じるのか、それとも人のことばを信じるのか、その選択を迫られることがある。
エジプトを脱出した成人男子は約60万人だったが(民数1:46)、そのうち約束の地に入ることができたのはエフネの子カレブと、ヌンの子ヨシュアだけだった(36、38)。偉大なモーセでさえも、約束の地に入ることを許されなかった。何という厳しいさばきの現実がある。
しかし、先祖アブラハムに約束されたことが、取り消されることはなかった(39)。ここに、私たちは神の真実を見ることができる。
41節以下には、もう一つの、不従順の結果が記してある。「行くな」との主の命令に逆らった結果、彼らはエモリ人に敗北したのである(44)。
私たちの心の中に、イスラエルの民と同じような、不従順の罪がないかを考えてみよう。