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2012年7月 2日 (月)

主題<安息の年、ヨベルの年> 

聖書箇所 レビ記 25章     (2012年 6月16日)

今日のみことば「あなたは、安息の年を七たび、つまり、七年の七倍を数える。安息の年の七たびは四十九年である。」(8)

 25章では7年ごとに訪れる安息の年の規定と50年ごとに訪れるヨベルの年について書かれている。
安息の年(1~7)とは、七年目に、畑を「休耕地」とする規定である。七年目は、「全き休みの安息」、「主の安息」、「地の全き休みの年」と呼ばれた(4、5)。人類は、「地はわたしのものであるから。あなたがたはわたしのもとに居留している異国人である」(23)というみことばに、しっかりと目を留めなければならない。土地は本来、主のものである。土地を大切に、どのように用いるかは、主の教えに従わねばならない。七年目に作物が実れば、それは社会的に弱い立場の人々や、動物たちの食糧となった(6、7)。
ヨベルの年(8-22)は、五十年目ごとに訪れた。この年には、やはりすべての耕作は禁じられ(11~12)。国中のすべての住民に開放が宣言され、イスラエル人は、自分の所有地と家族の元に帰ることができた(10)。ヨベルの年には、土地は本来の所有者に戻されるので、土地売買の時にはヨベルの年から逆算して、その収穫の回数に応じて地価が決定された(13-17)。また、主は六年目を祝福して、三年分の収穫を与えると約束されたのである(18-22)。
また、ヨベルの年における土地売却の規定(23-28)、家屋売却の規定(29~34)、貧しい同胞への配慮(35~38)、奴隷に関する規定(39~46)、外国人に身売りした場合の規定(47~55)などが定められていた。
 安息を守ることは民における祝福にもなっていたが、この規定はいつしか守られなくなっていきました。この地に生きる私たちはいつも主からのもので生かされていることを覚えなくてはならない。