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2012年9月20日 (木)

主題 <悪に対する抑止力>

聖書箇所 申命記 19章     (2012年 8月12日)

今日のみことば「あなたがたは、彼がその同胞にしようとたくらんでいたとおりに、彼になし、あなたがたのうちから悪を除き去りなさい。」 (19)

 1~13節で、4章に述べられていた「のがれの町」について再び記されている。のがれの町については、4章では、ヨルダン川の東に三つの町を取り分けるよう命じられていたのに対し(4:41、43)、この章ではヨルダン川の西側に、三つの町を取り分けるよう命じられている(2)。さらに領土の拡大に伴って、三つの町を追加するよう求められている(9)。この規定は、罪のない者の血が流されることのないためであり、故意に人を殺した場合には当てはまらなかった(11~13)。
 14節で、地境について記され、先祖から相続した土地の地境を、勝手に移すような悪を行ってはならないと戒められている。
 15節以下では、すべて人が犯した罪は、ふたりか三人の証人の証言によって立証されなければならないと規定されている。
 もし悪意のある証人が、不正な証言をする場合には、祭司たちとさばきつかさによる法廷で審理される(17)。その結果、偽証が見つかったなら、偽証人が相手に対してたくらんでいたとおりのことを報いなければならなかった。こうしてこれを聞く神の民に恐れが生じ、このことが悪の抑止力として働くのである(18~20)。
 今日、犯罪の多発する現代にあって悪に対する抑止力がなくなっているように感じさせられる。悪に対する神からの知恵が必要とされているのではないだろうか。神のみことばに聞き続けて行くことがまずなされなくてはならない。