主題 <弱気になってはならない>
聖書箇所 申命記 20章 (2012年 8月13日)
今日のみことば「彼らに言いなさい。「聞け。イスラエルよ。あなたがたは、きょう、敵と戦おうとしている。弱気になってはならない。恐れてはならない。うろたえてはならない。彼らのことでおじけてはならない。」(3)
1~4節では、神の民にとって最も基本的なことが教えられている。敵との戦いには、主がともにおられるので、恐れてはならないことと、勝利を与えてくださるのは、主であることを信じることが、求められている。
5~9節には、兵役免除の三つの例が挙げられている。新しい家を建ててまだ奉献していない者、ぶどう畑を作ってまだ収穫していない者、婚約していてまだ結婚していない者である。10~18節には、町を攻略する時の規定が与えられている。10~15節にあるように、一般の町の場合には、まず降伏の勧告を行う。もしも降伏しないなら、その時には町を包囲し、その町を剣の刃で打つのである。16~18節にあるように、その町が約束の地の場合には、聖絶しなければならない。その理由は、その地の民が偶像礼拝によって神のみこころを損なっているので、そのままでは、神の民が影響を受け、主に忌みきらわれるような罪を犯すといけないからである。
19~20節では、町を包囲してこれを攻め取ろうとする場合には、樹木を切り倒してはならないと命じられている。樹木は、すぐには大きくならないし、治水や収穫などの役に立つからと思われる。戦争によって今日までに、世界でどれほど自然が破壊されてきたかは、測り知れないほどである。
今日の箇所は決して戦争を肯定しているのではなく、主の戦い、霊的な戦いがあるということを覚え、備えていくことが求められていることを確認したい(エペソ6:10~18)。