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2012年9月20日 (木)

主題 <礼拝の確立のために>

聖書箇所 申命記 12章     (2012年 8月 5日)

今日のみことば「あなたがたは、息子、娘、男奴隷、女奴隷とともに、あなたがたの神、主の前で喜び楽しみなさい。また、あなたがたの町囲みのうちにいるレビ人とも、そうしなさい。レビ人にはあなたがたにあるような相続地の割り当てがないからである。」 (12)
 神の民が、約束の地において生活するうえで、最も基本的なことは礼拝生活である。12章には、礼拝生活に関してのおきてと定めが、書かれている。
 2節では、異邦の民が偶像を礼拝した場所は、どこであれ、ことごとく破壊せよと命じられている。3節では、偶像そのものの破壊が命じられる。4節では、まことの神に対し、異邦の民が行う偶像礼拝の仕方をまねることのないようにと、戒められている。
 7節に注目しよう。主にささげられたいけにえの中で、和解のいけにえの一部分は、ささげた者が神の御前で家族と共に食することができた。その交わりには奴隷も加えられた(12)。主が祝福してくださったすべての手のわざを、全家族で喜び楽しむ。これこそ正しい礼拝の基本である。
 20~28節と29節以下との、二つに区分することができる。前半には、いけにえと食用肉のための規定が、後半には、再度、異邦の民に倣って偶像礼拝をしないようにという警告が、書かれている。
 第一に、肉を食する場合、血はいのちであるゆえに、絶対に食べてはならなかった。これは、すべてのいのちは神がお与えになったということを、心に刻むためと考えられる(23~25)。
 第二に、異邦の民のならわしをまねて、偶像礼拝をしないようにと、神は強く警告を与えておられる。もし彼らのならわしをまねるなら、わなにかけられることだと、モーセは言っている(30、31)。
 私たちは、この警告を、決して人ごととして済ますことのないように、心しよう。そして、偶像礼拝というものが、いかに根強いものであるかを覚えたいものである。