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2012年9月20日 (木)

主題 <主への従順と祝福>

聖書箇所 申命記 7章      (2012年 7月31日)
主題 <主への従順と祝福> 
今日のみことば「あなたは知っているのだ。あなたの神、主だけが神であり、誠実な神である。主を愛し、主の命令を守る者には恵みの契約を千代までも守られるが、 主を憎む者には、これに報いて、主はたちどころに彼らを滅ぼされる。主を憎む者には猶予はされない。たちどころに報いられる。」(9~10)

 イスラエル人たちがこれから入って行こうとしている地で、彼らの生活の政治的、また宗教的環境は、まさに劇的な変化を遂げようとしている。第一にイスラエル人は、自分たちよりも強い多くの敵に軍事的な勝利を収めることになる(1)。第二に、イスラエル人は、軍事と政治の両面で、その地域の主要な勢力となろうとしている。第三に、遊牧の諸部族からなる固定資産のない一つの家族から、自分たちの所有地と呼ぶ国土を持つ一つの国民になろうとしている。
 私だちから見ると、これらの敵を絶滅するという考えは常軌を逸した過酷なことに思われるが、こういう背景の中では、それは軍事的に、政治的に、そして霊的に必要なことであった。人類全体に対する神の救いの計画は、神の民が神に忠実であり続け、また神に従い続けることにかかっていた。それによって、彼らの中から罪を取り除く方、メシヤが到来することができるのである。バアルやアシェラの偶像崇拝との共存は不可能なことであった。だから、それは取り除かなければならなかった。神は、神に対抗する者を許されない。実は、イスラエルの歴史は、この章で彼らに勧められている方針を民たちが実行することができなかったゆえの悲惨な結果を示すことになる。彼らは分裂し、外国の地に捕囚として移され、ほとんど抹殺された状態にまでなる。それはまさに、彼らがこれらの信仰の根本原則について妥協したためである。