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2012年9月20日 (木)

主題 <みことばを心に刻む>

聖書箇所 申命記 6章      (2012年 7月30日)

今日のみことば「私がきょう、あなたに命じるこれらのことばを、あなたの心に刻みなさい。 」(6)

 きょうの箇所の8節の命令に文字通りに従って、正統派のユダヤ人はヒラクタリイ(聖句箱。律法のことばが書いてある羊皮紙の入った小箱)を額に結びつけている。おきての小箱をからだにつけるという勧めも、おきてを「家の門柱と門」(9)に書き記すようにという勧めも、私たちの生活のどの部分にも、主のことを語るのに当惑するような場所がないようにさせるためのものである。
 神のおきてと定めが何のために示されたかを理解しないで、その条文を守ろうとするなら、考えもしないでただ守っているかっこうを作ることでせいいっぱいになる。しかし神の道に従うことにはいつも意味と目的がある。それを理解するなら、自発的に従うことができる。そのためにエジプトからの救出の話が再び語られる(21-23)。それは大きな喜びをもたらし(24)、それとともに宗教的な行為や伝統の目的が形式だけでなく意味を持ち始めることになった。教会で行われる式典や教理問答、教会の信仰告白はそのような理解を伴うとき、大きな意味を持つ。私たちは、子どもたちや青年たちに福音を伝えるために、そのような方法をおろそかにしていないだろうか。
 また、礼拝やその他の集まりの中で静かにしていなければならない時に、子どもが人に聞えるような声で質問をしたときも、ただ当惑して黙らせるのではなく、小さい声で説明したり、後で教えると言ってあげることが必要ではないか。子どもが親とともに礼拝することにはそのような意義もある。
 幼いこどもたちにもみことばをしっかり教えていくためにも、親の世代になる私たちがしっかりとみことばに学んでいきましょう。