主題 <主の命令に従う>
聖書箇所 申命記 25章 (2012年 8月18日)
今日のみことば「あなたの神、主が相続地としてあなたに与えて所有させようとしておられる地で、あなたの神、主が、周囲のすべての敵からあなたを解放して、休息を与えられるようになったときには、あなたはアマレクの記憶を天の下から消し去らなければならない。これを忘れてはならない。」(19)
1~3節は、むち打ちの刑についてで、四十までと制限が設けられている。これは受刑者の尊厳を保つためであった。何より刑の執行は、正義が行われるためにほかならない。
パウロは4節を引用して、奉仕する者がそれに応じた報酬を得るのは当然であることを論証している(Iコリント9:9~11)
5~10節は、逆縁婚とか、レビラート婚と呼ばれている規定である。すなわち、夫が子を残さずに死んだ場合、その夫の兄弟がその妻と結婚し、彼女が産む初めの男の子に、死んだ兄弟の名を継がせる義務を課するものである。この規定は、相続を円滑に行うためと、神との契約を継承するためであつた。この規定の実例として、少し状況は異なるが、ルツとボアズの結婚を挙げることができる(ルツ記4章)。
11~12節は、その目的が良くても手段が悪ければ、厳しく罰せられるという一つの例である。
13~16節には、正しい計量を行うようにとの命令が書かれている。
17~19節には、アマレクに対する処罰の命令が与えられている。これは出エジプト記17章8~16節に基づくもので、主はモーセに「このことを記録として、書き物に書きしるし、・……わたしはアマレクの記憶を天の下から完全に消し去ってしまう」と仰せられた。モーセは主の言われたとおりに記録し、神の命令を伝達しているのである。
家庭生活において主に従うことが基本となるようにしよう。