主題 <聞き分ける心を>
聖書箇所 列王記第一 3章 (2012年12月12日)
今日のみことば「善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。さもなければ、だれに、このおびただしいあなたの民をさばくことができるでしょうか。」(9)
神が、「あなたに何を与えようか。願え。」(3)とみ声があったなら、あなたはいったい何を求めるだろうか。静かに立ち止まって考えてみたいのです。そこにあなた自身の姿が描かれるでしょう。
ソロモンは、このときは謙虚で、ゆだねられた責任をし遂げることのみが唯一の関心でした。ですからこのおびただしい民衆をさばく知恵を求めたのです。神はその願いを満たしただけではなく、長寿も、富も、名誉も備えられたのです。
人は天から与えられなければ何物をも手にすることはできないのです。どんなにあがいても、叫んでも、徒労に終わります。でも神についてこの散り扱いを見るとき、求めたソロモンに惜しみなく祝福を注いでおられることをみることができます。あらゆる恵みに富んでおられる神は、人のすべての必要に応える以上のことをされるのです。
祈りについての新しい見識を見出すことができます。神の持っておられる思いに十分に応えられるような祈りはどうしてできるだろうか。私たちの欲望や自己中心な祈りになぜ傾くのだろうか。いや、自分の使命を力限り果たすための祈りにどうしてなれるのだろう。今日はこの点を深く考えたい。
<祈り>聞き分ける心を、ゆとりを、信頼を増し加えてください。