主題 <主は生きておられる>
聖書箇所 列王記第一 1章 (2012年12月10日)
今日のみことば「王は誓って言った。「私のいのちをあらゆる苦難から救い出してくださった主は生きておられる。」(29)
ダビデの最後の後継選びの諸課題を見る。そこには、ハギテの子アドニヤのように場違いのように「私が王になろう。」と言って、戦車、騎兵、それに、自分の前を走る者五十人を手に入れたのです(5)。彼はダビデの第四の王子であり、上の三人が死亡しており、自分が王位を継ぐことを想定していたと思えます。しかも、国家への愛や誠実さよりも野心を抱いているのです。
私たちはいろいろな現実の状況を見つめるときに、人間不信に陥ることがしばしばである。野心や自己中心、虚栄などさまざまだからです。
そうした経験の中からダビデは、「主は生きておられる」という不動の確信をつかんでいたのです。人間は問題に囲まれてたくさんの失敗をするものです。しかし本当の失敗は失敗から何も学ばないことです。失敗から見いだす優れた神の真理、神の存在、神の知恵がある。『イスラエルの神、主は生きておられる。』人の思惑に支配されることなく、堂々とした人生を歩んでいい。神はおられ、あらゆる苦難から救い出してくださるゆえに。
<祈り>父よ。人間不信に陥りそうな私を、信仰の目を上げてあなたを見、あなたの存在を信頼して歩む、より優れた信仰者にしてください。