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2013年1月16日 (水)

主題 <主のみことばを聞くために> 

聖書箇所 サムエル記第一 3章  (2012年10月18日)

今日のみことば「それで、エリはサムエルに言った。「行って、おやすみ。今度呼ばれたら、『主よ。お話しください。しもべは聞いております』と申し上げなさい。」サムエルは行って、自分の所で寝た。」(9)

 主の宮で寝ていた少年サムエルは、再三にわたって、彼を呼ぶ主の声を聞いたが、エリが呼んでいるものと思い、彼のもとに駆けつけた。「サムエルはまだ、主を知らず、主のことばもまだ、彼に示されていなかった」からである(7)。その度に、帰って寝るようにと指示していたエリであったが、同じことが三回繰り返されたとき、主がサムエルを呼んでいるのだと気づき、「今度呼ばれたら、『主よ。お話しください。しもべは聞いております』と申し上げなさい」と、指示を与えた(8、9)。サムエルが、エリの指示どおりに主に申し上げた時、主はサムエルに、主のことばを語り始められた。
 この一連のことを考える時、幼い時から主の前にあっても、主の御声を聞くということについて、教えていく必要があることを思わされる。クリスチャンホームに育つ子弟たちに教えていく責任が家族、教会にあることを示される。また、みことばを聞こうと、耳を傾けて待ち望む者に、主はお語りくださること覚えたい。私たちが聖書を通読するときにも、単に「読む」というよりは、主の語りかけを「聞く」という姿勢をもって、主のみことばを待ち望む者でありたい。
 サムエルが初めて聞く主のことばは、エリの家に対する、厳しいさばきに関するものだった(11-14)。それを告げることを恐れるサムエルに、エリは、主の語られたすべてを隠さずに告げるようにと、厳しく迫った。サムエルが告げたすべてのことばを聞いて、エリはそれが主から出たことを認め、承服した。私たちは主がお語りになるそのままを受け入れ、それに応答し、そのままを告げ知らせなければならない。主の語られたことを曲げてはならない。この時を機に、サムエルは主のことばをイスラエルの民に取り次ぐ「主の預言者」として用いられるようになった(20)。