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2013年7月 3日 (水)

主題 <神のあわれみの中で>

聖書箇所 歴代誌第二   22章  (2013年3月17日)

今日のみことば「しかし、王の娘エホシェバが、殺される王の子たちの中から、アハズヤの子ヨアシュを盗み出し、彼とそのうばとを寝具をしまう小部屋に入れた。」 (11)  
 ヨラムの子アハズヤは、財産と共に他の兄弟たちがペリシテ・アラビヤ連合軍に奪われる中、唯一残された子孫だった(21:16~17)。父は、北王国の悪王アハブの娘アタルヤを妻としていた(2)。妻の影響ゆえに、父は王としてふさわしい態度が養われなかった。そのようなヨラム家に対するさばきは厳しかったが、唯一残されたアハズヤは、ダビデの家を滅ぼさないと約束された、神が灯されたともしびだった。しかし、そのわずかなともしびであるアハズヤも、母たちの悪しき助言によって、神の御前に悪を行なった(3、4)。彼は、王に即位して一年後には、後に北イスラエルの王になるエフーによって殺されてしまう。それは神がなさったことであった(7)。
 アハズヤの死後、王国にさらに追い討ちをかけるような事件が続いた。王の母アタルヤは、彼女自身の親族である王家一族を、ことごとく滅ぼした(10)。恐らく彼女は、アハブの娘であったので、南ユダに対するバアル宗教の宣教師的な自覚のゆえに、真の神に信頼する者たちを王家から除き去る目的で、この残虐な行為をしたと考えられる。北イスラエルの、つまりは異教バアル神の影響が、強烈に押し寄せたかのようである。王家の内部で王を滅ぼそうとする者が出現した。ユダ王家には、どこに助けがあるのかわからない状況であった。しかしその中でも、主の約束どおり、ともしびは消えなかった。アハズヤの妹エホシェバが、殺されるはずのヨアシユを助けた。彼女は祭司の妻であり、真の神への信仰により行動したのである(11)。いつの時代にも主にみこころを求めて行動しようとする者を主は覚え、用いられることを思う。まず、私たちは主のみこころは何であるかを求めていく者でありたい。