主題 <みことばに徹する>
聖書箇所 歴代誌第一 15章 (2013年2月 9日)
今日のみことば「最初の時には、あなたがたがいなかったため、私たちの神、主が、私たちに怒りを発せられたのです。私たちがこの方を定めのとおりに求めなかったからです。」(13)
主の厳しいさばきのもとに、神の箱の運搬がとどめられ、三か月以上が過ぎた(13:14)。この期間は、全イスラエルにとって、重要なものだった。14章の二つのペリシテとの戦いを中心に、彼らは神に求め、聞き従うことを改めて学んでいた。さらに彼らは、聞き従うことには恵みが伴うという確信をもって、再度、モーセの教えに忠実に従い(15)、契約の箱を運ぶ備えをした。具体的に言うと、ダビデはレビ人を、箱を直接運ぶ役割に任命した(民数7:9参照)。彼らの運び方は、モーセの教えに忠実であった。彼らは聖なる箱を運ぶのにふさわしく、自らを聖別した。ウザの死を通して知った過ちを悔い改め、厳密にみことばに従った(14、15)。ダビデは、以前の厳しいさばきは、主を「定めのとおりに求めなかったから」だと言う(13)。「主を求める」態度は、みことばに従うことによって示されることが、ダビデとイスラエルの行いから知ることができる。
16節からは、契約の箱をエルサレムヘ運び入れる、行列の様子が記されている。契約の箱に関わる全般的なことをレビ人が負ったが、幅広い奉仕に徹するレビ人もいた。このようにして契約の箱が運ばれることにより、全イスラエルに喜びが生じた(28)。
ところが、この様子を離れたところから見ていたダビデの妻ミカルは、神の箱に表されている、主の臨在を喜ぶダビデをさげすんだ。
主のみことばに徹し切ったところに主の祝福と喜びがあったことをまず覚えたいと思います。