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2013年7月 3日 (水)

主題 <主に心を向けて>

聖書箇所 歴代誌第一  29章   (2013年2月23日)

今日のみことば「私たちの父祖アブラハム、イサク、イスラエルの神、主よ。御民のその心に計る思いをとこしえにお守りください。彼らの心をしっかりとあなたに向けさせてください。」(18)

 29章はダビデの最後のことばと祈りが記されている。
ダビデは神にいけにえをささげ、神を礼拝するための神殿を「城」と表現している(1)。神殿は、神を平安のうちに礼拝するだけでなく、戦いながら礼拝する場でもあるという意味が込められている。
その手にあふれるほど「ささげる」という表現は(5)、通常、(祭司を)神様に仕えるために「任職する」という意味にも訳される(出エジプト28:41)。ここでダビデは、イスラエル全体が主なる神に仕えるように、民に自から進んで仕えるように、勧めている。ダビデのことばに応答した指導者たちは、進んでささげたことを喜んだ(9)。
「私たちは、すべての父祖たちのように」とあるように、ダビデはイスラエルの民全体が異国人であり、居留者であると考えた(15)。主に選ばれた民だが、彼らは主のあわれみなしには、「影」のように実質がなく、「希望」のない者である。主がおられるからこそ、彼らは生かされており、様々な戦いを経験して主の約束に従う。ダビデは主が、心を試されることを知っていた(17)。彼は主が「直ぐな心」を知ってくださることを認め、そして自らを主にささげてきた。18節には、「御民のその心に計る思いをとこしえにお守りください」とある。私たちは主のことばを求めなければ、心に計る思いが悪ばかりになることかありうるのである。
 神の御前に一番大切なことは、主に心を向けて生きていくことであることを覚えたい。