主題 <人生とは何ぞや>
聖書箇所 ヨブ記 14章 (2013年5月16日)
今日のみことば「女から生まれた人間は、日が短く、心がかき乱されることでいっぱいです。」(1)
<人間と何ぞや>と問うことほど意味のある時間はない。なぜなら、順調な日々を過ごしていては、真実に人間とは何かを問うことはほとんどないからである。試練に直面し、前に進めないと絶望的な状況に立ってはじめて考えるのである。まことに賢いようで人間は愚かだ。しかし、与えられた試練の日々こそ、心がかき乱される時間こそ大切なのではないか。
今、人一倍に大きな試練に直面している方には辛いようですが、深く立ち止まり思考する時間と変えられていくのである。人間の苦悩する姿に比べて自然界、木には望みがある。切られても再び芽を出すからだという(7節)。
しかし、人は死ねば再び問うことすらなくなるのだ。こう考えることから神を真剣に求めるのである。それが『人間』である。
神の国には、神が選んだ人間ならぬ兵士がいる。神の国のために生きる兵士、戦う兵士、そしてやがて戦いを終えて戦場から引き揚げる時が来る。それが戦闘途中での引き上げか、戦争が終結して帰還する兵士なのだろうか。その時に忠実に戦った兵士には豊かな報酬が待っている。人生の戦場という召された場で、いかに深く戦ったか。この戦いは自分の生を問うことにほかならない。短い人生で、心がかき乱される日々の中で、神を熱心に追い求める者でありたい。やがて、神から栄光の冠という報酬を受け取ることになるのです。
人生で悩むことをやめないでください。短いことを強く意識して、大切な苦しみを土台として歩んでください。やがて栄光のキリストに会い、同じように栄光の冠を受賞する日が来るのですから。