主題 <主のみことばが第一>
聖書箇所 歴代誌第二 18章 (2013年3月13日)
今日のみことば「すると、ミカヤは言った。「それゆえ主のことばを聞きなさい。私は主が御座に着き、天の万軍がその右左に立っているのを見ました。」(18)
南ユダの王ヨシャパテは神のみことばを求めていく王であった。一方、北イスラエルの王アハブは400人もの預言者を携えていく王であったが、彼らは王の意向にそうことばかりを言う真の預言者とは言えなかった。
そのような中で、預言者ミカヤは、アハブ王が喜ばない預言を語る預言者であった。ミカヤは神のことばを明確に伝えることを使命としていた(13)。彼は、「全イスラエルが散らされ」ることをアハブに伝える(16)。これは王がいなくなり、民が散らされ、危険にさらされることを意味する。さらにミカヤは、偽りの霊によってアハブは惑わされているのだと預言した(18-22)。特に18節は、短いが重要である。主が天の御座におられ、すべてを支配されていることは、神の民が、度々告白する内容である。ミカヤは、王たちの争いをはるかに超えて、主がおられることを語っている。これは、アハブがヨシャパテを陥れようとすることや、偽りの預言者によるアハブヘの惑わしの上に、神の主権があることを示している。
ミカヤの預言によって警告されていたが、アハブ王とヨシャパテ王は戦いに出る。アハブは、戦場においてヨシャパテに王服を着させる(29)。ヨシャパテは敵の標的になりやすくなった。しかし、そこで死んだのはアハブであり、敵に囲まれながらも助かったのはヨシャパテだった。ヨシャパテは主に叫び求め、助けが与えられた(31)。
ヨシャパテは人間的な弱さがあったが、その弱さを超えて、主のご支配のうちに、無事に帰還する(19:1)。
神のみことばに聞き、従った者の幸いを見るところでる。