主題 <誠実を尽くすダビデ>
聖書箇所 歴代誌第一 19章 (2013年2月13日)
今日のみことば「ダビデは、「ナハシュの子ハヌンに真実を尽くそう。彼の父が私に真実を尽くしてくれたのだから」と考えた。」(2)
きょうの箇所では、アモン人と戦い(6-15)、そしてアラム人と戦っている(16-19)。敵の軍勢はかなり大きく、恐らく数の面では、敵軍がイスラエルを圧倒していた(6、7、18)。勝利することが難しいそれぞれの戦いに、彼らが臨んだのはなぜか。それは神の約束を信頼する民として、神を第一として
歩む自覚が、明確にあったからである。
16~17章に、戦いに臨む以前のダビデが詳しく記されていた。それは、礼拝者ダビデの姿である。彼は礼拝式においてのみ整えられていたのではない。礼拝において整えられるとともに、礼拝後においても、主なる神を第一とし、臨在の神が共におられると約束してくださったことへの、率直な信頼があった。その信頼があったからこそ、ダビデとイスラエルの民は、これらの戦いに臨むことができた。
ダビデは神を拝し愛すると同時に、人をも愛する信仰者であった。それは、最初のアモン人との関わりの経緯の中に見ることができる。2節で、ダビデはアモン人の王ナハシュに良くしてもらったことがあったので、「真実を尽くそう」と言っている。
しかし、ダビデの好意はハヌンに受け入れられなかった。ダビデの使者たちは侮辱を受けるが(3)、ダビデは侮辱を受けた彼らをいたわった(5)。ダビデ白身は、異邦人の王に対しても礼儀をわきまえていた。また、部下に対し、暖かい配慮をした。彼の基本的な姿勢は、主を愛するとともに、人を愛することで一貫していた。