主題 <罪人であるという自覚>
聖書箇所 歴代誌第二 4章 (2013年2月27日)
今日のみことば「さらに、金の燭台十個を、規格どおりに作って、本堂の中に置き、五個を右側に、五個を左側に置いた。」(7)
4章には、主に神殿の内装について記録されている。ソロモンによって主導的に神殿は建設されたが、それは彼の個人的意向がすべて反映したものではない。その建設場所は、父ダビデの指定した場所であり(3:1)、神殿の内部に置かれる品々も「規格どおりに」作られた(7、20)。「規格」は、「基準」という意味も持つことばである。ソロモンは、モーセを通して定められていた規格であり、イスラエルの民すべての生きる指針、基準である、「神の教え」に従った。彼は祖先が、主に従ってきたときの態度と全く同じ態度で、神殿建設に臨んだ。
神殿内に設置される品々について記されている(1-22)。それらは、フラム、及び王によって作られた。神殿の内部に置かれる物品は、単なる家具やインテリア用品ではなく、神の臨在の場に必要な物として備えられた。6節には、洗盤や円形の「鋳物の海」の使用目的が書いてある。洗盤はいけにえを洗うため、「海」は、祭司たち自身がそこに入り、身を洗い清めるためのものだった。つまり、いけにえも、いけにえをささげる祭司も、臨在される主の御前に、聖さを求めて、整えられる必要があったのである。
私たちも礼拝をささげるということは、おのずと自らの罪を自覚させられるのが必然である。だからこそ臨在の主に対し、自らをささげ、聖なる神のご性質にあずかれるように、私たちもまた聖さを求め続けていきたいと願います。