主題 <私の目を輝かせてください>
聖書箇所 詩篇 13篇 (2013年6月26日)
今日のみことば「私に目を注ぎ、私に答えてください。私の神、主よ。私の目を輝かせてください。」(3)
作者ダビデは神に選ばれた王でしたが、長い間試練の中に置かれた人でした。「いつまでですか?」と何度も問うダビデ。私たちも人生の中で同じ問いを神にぶつけてしまいやすい者ではないでしょうか。試練の中で悲しみと苦しみを覚えるときに、霊的な目が曇らされて永遠の神のご計画を考えられなくなってしまう。神は私のことを永久に忘れてしまったのではないかと思ったり、自問自答しているうちに絶望的に感じて眠れない夜を過ごしてしまったりする。
しかし、ダビデは試練の中でこのように祈りました。「私に目を注ぎ、私に答えてください。私の神、主よ。私の目を輝かせてください。」(3節)と。小さな者に神のまなざしが注がれ、みことばが語られることを切に願い求め、曇らされた目が輝けるように求めたのです。
そのようにして、ダビデは主の恵みに拠り頼んで試練のときに陥りやすい考え方から救われたと告白して賛美しているのです。(5,6節)試練の中で祈り、神に拠り頼む小さな者に、神は必ず、目を注がれ、豊かにあしらってくださるのです。
私たちも苦難の中で、いっこうに好転しないかに見える状況に目を曇らせることのないように、そのまなざしは神を仰ぎ見るように、主に希望をおいて、今日歩むことが出来るように祈りましょう。