主題 <逆境の中での祈り>
聖書箇所 詩篇 44篇 (2013年7月27日)
今日のみことば「立ち上がって私たちをお助けください。あなたの恵みのために私たちを贖い出してください。」(26)
この詩篇の背景に戦いに大敗したことが伺える。どうしてそんなことになったのか、この詩篇作者は理解することができない。過去において、神は彼らを助け、また守られたのに、なぜ、神は今、彼らを捨てられたのだろうか。
私たちはみな、実生活において数々の挫折を経験し、それがどんなものか知っている。自分自身や自分の家族の計画でも、教会やその他の組織の計画でも、うまくいかなくなって、初めからやり直すことになる。その計画が小さいものであるなら、肩をすくめるだけで、またほかの方法を準備することができる。しかし、計画が大きく狂うと、イスラエル人と同じように、途方にくれる状態になることもある。しかし、このような状況に中に、主の導きを確信得ることが出来たら幸いである(17)。
作者は何の答も持っていない。しかし彼は、全く正直に神の前に心を注ぎ出して、「目をさましてください。いつまでも拒まないでください」と神に訴えている。神の愛は決して衰えることがないことを彼は知っている(26)。そして、その愛がいくらかでも働き出すのを見たいと思・つている。
私たちは、逆流に会う時、どう反応するのか。この作者と同じように、自分の痛みと失望を正直に神の前に注ぎ出すことができるだろうか。私たちは神の恵みを信じて、祈り続けていく者とならせて頂きたいと願います。