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2014年6月15日 (日)

主題 <花嫁の姿のように>

聖書箇所  詩篇  45章     (2013年7月28日)

今日のみことば「喜びと楽しみをもって彼らは導かれ、王の宮殿にはいって行く。」 (15)  

 詩篇45篇の表題は「コラの子たちのマスキール。愛の歌」とあり、その内容は王の結婚に際しての祝福の歌である。そして、この詩篇は王である神と花嫁であるイスラエルの民との関係になぞられ、それはさらに今日、キリストと教会との霊的な関係にもなぞられる重要な意味が含まれている詩篇となっている。
 詩篇45篇2~9節では、花婿となる王について語られ、その麗しい姿が称えられている。特に6節に「神よ。あなたの王座は世々限りなく、あなたの王国の杖は公正の杖。あなたは義を愛し、悪を憎んだ。それゆえ、神よ。あなたの神は喜びの油をあなたのともがらにまして、あなたにそそがれた。」とあり、これはヘブル人への手紙1章8~9節に引用され、ヘブル人への手紙では神の御子についての預言の内容として引用されている。ダビデの子孫として来られるメシヤ(キリスト)によって神の支配と祝福があることを示している。
 それに対して、10~15節では花嫁となる娘の姿について語られている。特に10~11節では、花嫁に対して「忘れよ」、「ひれ伏せ」との命令が続いている。妻が誰よりも夫を愛すること、従っていくように、今日、花婿なる御子に対して花嫁である教会、信仰者たちがキリストを愛し仕えていくことの重要性について教えている(エペソ人への手紙5章24~25節参照)。
 花婿なるキリストに対して花嫁である教会、そこに集う信仰者たちはやがて結婚式の祝宴のように、天の御国における祝福に満ちた祝宴が備えられているという恵みを覚えて、待ち望む者でありと願います。