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2014年6月11日 (水)

主題 <幸いな人生2> 

聖書箇所  詩篇 2篇       (2013年6月15日)

今日のみことば「幸いなことよ。すべて主に身を避ける人は。」(12)

 詩篇1篇1節「幸いなことよ。」で始まっていたが、詩篇2編12節の最後もやはり「幸いなことよ。」で締めくくられている。このことは、詩篇が編纂される中で、詩篇2篇が詩篇1篇に続く、内容的な関連があって位置づけられているととることができます。
 詩篇2篇は、「国々は騒ぎ立ち・・・、」(1)と始まり、地にある混乱、動乱を感じさせられることばで始まっています。そのような中で、「主と、主に油注がれた者」(2)、「御子に口づけせよ。」(12)とあり、これらのことばの解釈にはいろいろの見解があるが、伝統的にはメシア預言を含む詩篇として言われており、この地上の世は、メシアに逆らう中で、この油注がれた者の前に、恐れをもって、仕えて行くように命じられている。そして、最後に「幸いなことよ。すべて主に身を避ける人は。」で詩篇2篇は閉じられている。
 詩篇1篇が、幸いな人生とは、主のみことばの御教えに聞き従い歩むところにあるとするならば、2篇は油注がれた者なるメシアの前に恐れつつ仕えていくこと。この主に全幅の信頼をもってその身を避けていくことこそ幸いなことであることを教えてくれている。
 そして、新約聖書ではメシア(救い主)とはまさに、この地上にこられたイエス・キリストであり、この方を信じる者に永遠のいのちを与えられると約束されたのです。
 私たちはこの主に身を避ける者として、今日、歩むものでありたいと願います。