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2014年6月16日 (月)

主題 <正しくさばかれる神> 

聖書箇所  詩篇 58篇      (2013年8月10日)

今日のみことば「こうして人々は言おう。「まことに、正しい者には報いがある。まことに、さばく神が、地におられる。」」(11)

上に立つ者、公正なさばきを行うべく立てられている者が、不正と暴虐に生きているとき、その下にある者はどうしたらよいのだろうか。ダビデはこの世の権力をもって、人々を苦しめている者の背後で、悪者を操っているサタンの存在を鋭く感じている(1-3)。彼らは人々の前で、いかにも義人のような顔をして公義を行っているように振る舞っているが、実は不正と暴虐を欲しいままにしている(4、5)。彼らは耳をふさがれたコブラのように、人々を平気で傷つける。人間は人の忠告や警告が聞けなくなったら、耳をふさがれたコブラと同じである。このことは私たち自身にとっても重要な問題である。人の話を聞くことができるということは、何よりも大事なことである。
 ダビデは6-9節で、神に、サタンとその手下になっている悪者を、さばいて滅ぼしてくださいと祈っている。なぜなら、これは単なる人間同士の争いではなく、自分自身の内にもある、誘惑に弱い偽善的な思いとの戦いであると、知っていたからである。
 ダビデは、6-9節で、さばきの祈りをし、悪者の徹底的な滅びを祈っている。ダビデはこのように祈ることによって、正しい者、神を恐れ、信じる者は、この世のサタンの力に必ず打ち勝つという、ゆるぎない信仰に導かれていくのである(10)。まことに、正しい者には報いがある。まことに、さばく神が地におられるのである(11)。
 今日、不正、不条理に見える現実を目の当たりにする中で、正しくさばかれるお方がおられることを忘れてはならない。どのような時にも、主に信頼し、解決を求めていく者とならせて頂きたいと思います。