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2014年6月11日 (水)

主題 <神を知る者を見捨てられない>

聖書箇所  詩篇 9篇       (2013年6月22日)
 
今日のみことば「御名を知る者はあなたに拠り頼みます。主よ。あなたはあなたを尋ね求める者をお見捨てになりませんでした。」(10)

 これまでに、神はもはや人間社会の営みを制しきれなくなったとか、あるいは姿を隠されてしまった、と感じたことはないだろうか。この詩篇では、神が王なるお方であり、正しいさばきを行うお方であることが強調されている。また、神は最終的に勝利されることも、力強く語られている。
 これはダビデの作である。まずダビデが一人称で賛美をささげていることに注目しよう(1、2)。次に、神が義の審判者として王座につかれており、敵対する者をさばかれることが(3-6)、また、永遠に王座についておられることが強調されている(7-9)。したがって、この詩篇のテーマは全世界的であり壮大であるが、その一方で個人的でもある(9、10)。
 神なしでも、うまく機能しているかのように見えるこの世界を、実は主がご支配されていることを、私たちはどのようにして理解できるのだろうか。ダビデの答えによると、それは過去を見ることによってである。神は、今まで彼が、試練や反対に会ったときに、ずっと誠実であられた(10)。私たちもダビデのように、御名を知る者として、10節のような確信を持っていつも神により頼みたい。また神は、これからも変わることがない。それ故にダビデはいつも神に助けを求める(13)。
 今日、私たちを見捨てられないと言ってくださる神に信頼して、主にゆだねつつ歩む者とならせて頂きたいと思います。