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2014年6月13日 (金)

主題 <主の御名を誇る>

聖書箇所  詩篇 20篇      (2013年7月 3日)

今日のみことば「ある者はいくさ車を誇り、ある者は馬を誇る。しかし、私たちは私たちの神、主の御名を誇ろう。」(7)
 
詩篇20篇には、「あなたの勝利」や「旗を高く掲げ」(5)、また「いくさ車を誇り」や「馬を誇る」(7)などのことばが見られることから、その背景に、戦いに出陣していこうとしている状況があったと考えられる。イスラエルの民が戦いに出て行くとき、主なる神の前にささげものと祈りをもってから出陣していったことが聖書には多く記されている。おそらく1~3節にあることは、その戦いの前のささげ物と祈りが歌われていると考えられる。
注目すべきことは、戦いを前にして、「ある者はいくさ車を誇り、ある者は馬を誇る。しかし、私たちは私たちの神、主の御名を誇ろう。」(7)と告白していることである。今日もそうであるが、戦いを常とする軍事国家は他国よりも強い兵器をもって自国の強大さを示そうとする。当時の軍事において、いくさ車や騎馬を多く持つことは重要なことであった。しかし、ダビデをはじめ、イスラエルの民は、この詩篇の賛歌として歌われているように、神を誇り、その御名を誇ると告白している。
私たちも自らの力、権力を誇示し頼るのではなく、私たちを本当に助け、救い、導いてくださるお方を覚え、この方を誇りとして歩んでいきたいと願います。
「誇る者は、主を誇りなさい。」(新改訳第3版、コリント人への手紙第二10章17節)