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2014年6月15日 (日)

主題 <神を待ち望め>

聖書箇所  詩篇 42篇      (2013年7月25日)
 
今日のみことば「わがたましいよ。なぜ、おまえはうなだれているのか。なぜ、私の前で思い乱れているのか。神を待ち望め。私はなおも神をほめたたえる。私の顔の救い、私の神を。」(11)

 この詩篇の作者は、神を慕いあえぎ(1)、神を求めて渇いている(2)。彼の目から涙は流れ続け、彼の耳には敵対者からのあざけりが聞こえ、彼の心は憂うつ感におおわれ、絶望状態にあった。また神が自分をお忘れになったと感じている(9)。彼の渇きは、神との正しい関係にあること、正しい霊的な状態にあることへの渇きであったと分かります。
 また、この詩篇の作者は、今エルサレムから遠く離れた所にいて(6)、群集と共に礼拝したことや、喜びと感謝を思い起こしている。また、神の恵みと、神がいかなるお方であるかを思い起こしている。詩人のたましいの渇きをいやすことのできるのは、生ける神である。
 また、苦しみと絶望の中にあって、自分のたましいに語りかけ、神を待ち望むようにと自分を励まし、神を賛美している。神を信じている者も落ち込むことがあり、また神を信じていることのゆえの苦しみもある。霊的なスランプ状態からの脱出方法は、神の恵みを思い起こし、神に信頼するように、絶望している自分を励ますこと、そして、神に自分の心を注ぎ出すことである(4)。
 今日、私たちの魂の渇きを満たしてくださる主の前に出て行こう。そして、主を待ち望む者の幸いを覚え、確信をもって歩む一日とすることができるように祈りましょう。