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2011年9月 1日 (木)

主題 <みことばに聞き従う者にある恵み> 

聖書箇所 使徒の働き 14章    (2011年9月 8日)

今日のみことば「この人がパウロの話すことに耳を傾けていた。パウロは彼に目を留め、いやされる信仰があるのを見て、大声で、「自分の足で、まっすぐに立ちなさい。」と言った。すると彼は飛び上がって、歩き出した。」(9-10)
  聖霊のみわざは、人に関係なく働くのではなく、その人に信仰が見られるかどうかが重要な鍵となる。パウロが神の言葉を話していると、そこに生まれつき足のきかない人がいた。まさに問題を手にして生まれてきたような人である。そしてこれからもそういう生活を送るであろう人である。
 しかし、パウロの語る神の言葉に聞き入っていたこの人は、<この自分でも主の恵みを受けられる>と確信しつつ聞き入っていたのである。話すことに耳を傾けていた、という態度が決定的な力を経験する機会を生み出したのである。
 神の力は、神の一方的な働きかけだけではなく、人間の側の応答が重要なのである。この応答は、神の言葉を聞くうちに心の内に、そして霊魂のうちに生み出されてくる信仰である。人にはできないが、神にはできる、という確信が生まれる、いや与えられるのである。このように信仰は神の賜物でもある。神がその人に与えて下さる恩寵としてはっきりと知ることとなる。
 だが、またこの信仰は御言葉を誠実に聞く、全能なる神の神の力として聞き始めるときに起こるので、私たちの方からの求道心、渇きを持つことが重要なのです。たしかに、信仰が神からの賜物に違いない。だからといって、自然に上から与えられるものではない。求道する、熱心に悔い改め、熱心に飢え、渇きがなくてはなりません。パウロの話すことに耳を傾けていたからです。
こうして神と人との協同の働き、これが神の奇跡となって現される。聖霊によるクリスチャンの聖化のみわざがなされる。神と人間の一体化よって救いも聖化も栄光への恵みも達成されてくる。